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講 座2019.11.27「浜松市民アカデミー」にて子どもコミュニケーション学科島埜内講師が講師を務めました

子どもコミュニケーション学科の島埜内講師が、10月16日(水)に「令和元年度第27回浜松市民アカデミー」の講師を務めました。「平成から令和へ ~新たな時代を切り拓くための9講座~」という今年度のテーマの下で、近隣大学の教員が講師となり、さまざまな分野での講座が行われました。

第7回目の講座を担当した島埜内講師は教育学を専門としており、「自分事としての『学校』と『教育』―『世界』の中の『日本』―」と題した講座を実施しました。「最新の教育事情」として諸外国の統計データから日本の位置づけを確認した上で、子ども目線から①ブラック校則、②ブラック部活動、③いじめ、④不登校、⑤外国につながる子どもという5つのキーワードを、そして教師目線から①ブラック教職、②ブラック部活動という2つのキーワードをそれぞれ解題しました。参加者ひとりひとりが、外側からあてがわれたものではなく、自分の意見をもつための素材を提供することを目的として講義を行いました。

講義後の質疑応答では、「現在のこれらの教育に関する問題状況については、儒教的な発想の影響が大きいのではないか」「日本は『先進国』と言えるのか、という講師からの問いには、一人当たりGDPの日本の順位が答えてくれるのではないか」「自分の孫の状況を見ていても、今日の話はとても他人事ではない」等のご質問やご意見をいただきました。

生涯学習の一環に位置づく今回の講座でしたが、自発的に学びに向かう姿勢をお持ちの多くの「市民」の方の姿が、とても印象的でした。

浜松市民アカデミーについての詳細はこちらをご覧ください。