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長期企業内留学

3か月間、企業で学ぶプログラム

就職活動の一環として実施されている従来の1週間から2週間のインターンシップとは異なる、産学官連携により地域人材育成を目的とした実践的教育プログラムで、「長期にわたり企業に留まり学ぶ」ことを意味します。3か月間のまとまった期間、企業で学ぶプログラムは全国でも珍しく、県内の大学では初めての試みとなります。このプログラムは2018年度から、本格的に稼働しました。浜松市内を中心とした、さまざまな業種の企業に協力いただいています。

長期企業内留学の流れ

企業研究、コミュニケーション・スキルの養成、マナーに関する講習、実習記録の記入方法などの長期企業内留学を行うための直前指導を行います。実習中は1週間に一度、受講生全員が大学に登校して、企業内留学の状況を報告します。実習は3年次の前期の3か月にわたり一括して実施し、修了者には12単位を授与します。

長期企業内留学で学んだこと(2022年度実施)

浜松商工会議所

中野 宏紀(浜松聖星高等学校出身)地域共創学科4年 地域政策専攻

主に台帳整理などの事務作業や地域密着の経済情報誌の取材に同行したり、商談会に参加をしたりと、幅広い経験をさせていただきました。留学先が商工会議所であったため、浜松にある企業に詳しくなるだけではなく、浜松の現状や課題、今後の取り組み等を学ぶことができ、様々な視点から企業経営や社会について考える機会となりました。また、留学を通して社会で求められる能力や自分の長所、短所を明確にすることができたため、進路についても自分が活躍できそうな業界や業種が選びやすくなったと感じました。

企業からのメッセージ浜松には魅力ある中小企業がたくさんありますが、名前の通った大企業に比べ、企業の情報が就職活動する学生に十分に届いていないのが現状です。企業内留学中には、様々な中小企業の名前や場合によっては経営者に直接的に触れる機会がありましたので、中野さんにとって就職するための企業選びの視野が広がったのではないかと期待しています。

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オークラアクトシティホテル浜松

朝倉 嵯介(豊橋中央高等学校出身)地域共創学科4年 観光専攻

この留学で接客業の楽しさ、やりがいを感じることができました。特にベルや料飲部といった直接お客様と触れ合う場所ではお客様から直接評価を受け取ることができるので実習中のモチベーションアップにも繋がりました。直接感謝されるのは接客業の醍醐味だと思いました。お客様への気の配り方やコミュニケーションの取り方を学ぶことができたため、日々の生活においても声のかけ方や言葉づかいなど、人との関わりに活かすことができるようになりました。

企業からのメッセージ研修中は宿泊、レストランのサービススタッフとして意欲的に取り組まれていました。笑顔はもちろんですが、身嗜み、所作、立ち居振る舞いなど、徐々にスマートなサービスができるようになりました。ホテルはお客様とのコミュニケーションスキルが求められる仕事です。これからも持ち前の向上心と行動力でいろいろな事にチャレンジしてください。

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浜松磐田信用金庫 

遠藤 優佳(静岡県立焼津中央高等学校出身)地域共創学科4年 グローバル教養専攻

営業のための企業訪問への同行や貿易実務の勉強、インフレや円安といった社会の流れについて学びました。また、国際業務課ということもあり、海外経験が豊富な方が多いので、海外生活のお話を聞くこともとても楽しかったです。長期企業内留学で勉強したことが刺激となり、企業内留学終了後には、貿易実務検定の資格試験に挑戦し、9月からはフィリピンへ短期留学しました。

企業からのメッセージ貿易を行っている企業への同行訪問や外国為替事務などは専門知識が必要な業務であり、短期間で理解し、習得することは難しかったと思います。しかし、その中で疑問点を早期に解決したり、指示されたことは忠実に遂行するなどして取り組んでいました。自分の希望や目標の達成に向けて行動(考動)する姿勢はこれからも継続してください。今後の活躍を職員一同、楽しみにしています。

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進路・就職