教員紹介
- 教授・子どもの未来創造センター長
志村 浩二
しむら こうじ
-
担当科目
障害児保育・子育て支援・保育実習・保育実習指導・ゼミナール
高校生・学生へのメッセージ
AA(無名のアルコール依存症のセルフヘルプグループ)には、こんな言葉があります。
●変えられるものを変える「勇気」を
●変えられないものを受け入れる「落ち着き」を
●そして、この2つを見分ける「賢さ」を
悩んだとき・落ち込んだときに、思い起こしてみると「効く!」フレーズです。
学歴
三重大学教育学部特殊教育学科 卒業
愛知教育大学大学院修士課程(障害児教育)修了
学位
教育学修士
主な職歴
・平成元年度:三重県職員採用(心理判定員) 中央児童相談所
・同県北勢児童相談所判定課・保護課
・同県紀州児童相談所相談判定課
・三重県立小児心療センターあすなろ学園子どもの心の相談室
・同県鈴鹿保健所子育て支援グループ
・三重県立小児心療センターあすなろ学園臨床心理室主査
(平成16年度に三重県退職)
・平成17年度から、亀山市保健福祉部子ども総合支援室長
・同市健康福祉部子ども総合センター専門監
・また、高田短期大学子ども学科非常勤講師(子どもの心理学担当:平成20年度)
(平成25年度に亀山市退職)
・平成26年度から現職
・令和2年度 教授・子ども未来創造センター長
・令和5年度 幼児教育科長
現在に至る
主な社会的活動実績など
◎委員委嘱等
・みえ不登校支援ネットワーク運営協議会副会長(2019(令和元)年度〜現在)
・三重県いじめ問題審議会委員(2014(平成26)年度〜現在)
・三重県菰野町いじめ問題対策委員会委員(2015(平成27)年度〜現在)
・和歌山県新宮市地域連携推進事業アドバイザー(2015(平成27)年度〜2019(令和元)年度)
・静岡県発達障害者成人期支援事業企画推進委員会委員長(2014(平成26)年度〜2015(平成27)年度)
・静岡県立磐田学園嘱託心理療法士(2015(平成27)年度〜2022(令和4)年度)
・三重県鈴鹿市子ども家庭支援専門アドバイザー(2016(平成28)年度〜2019(令和元)年度)
・社会福祉法人白鳩会しらはと/かもめ保育園評議員(2017(平成29)年度〜現在)
・社会福祉法人松美会時又保育園評議員(2017(平成29)年度〜現在)
・社会福祉法人浜松母子福祉苑トットジョイ評議員(2017(平成29)年度〜現在)
◎その他、社会的活動
・三重県臨床心理士会 副会長兼子育て支援委員長(2009(平成21)〜2014(平成26)年度)
・日本臨床心理士会 子育て支援担当理事2009(平成21)〜2014(平成26)年度)
・同上 代議員(三重県選出地方区)
・NPO法人フリースクール三重シューレ 顧問(2006(平成18)年度~現在)
・㈱エンジョイ 療育特別顧問(2017(平成29)年度〜現在)
・福井県高浜町要保護児童対策地域協議会 アドバイザー(2016(平成28)年度)
◎講演・研修会講師等(現職以降のうち抜粋)
◆全国あるいはブロック研修
○子どもの虹情報研修センター
・児童虐待防止地域アドバンス研修「ケースカンファレンス」(助言者)
・市区町村指導者研修「パネルディスカッション」(パネラー)
・地域アドバンス研修「児童虐待における心理的影響」(講師)
・母子保健関係職員指導者研修「発達障害を抱えた親の理解と子育て支援」(講師)
・市区町村子ども家庭支援指導者研修「子ども虐待対応―精神疾患を抱えた保護者の理解と対応」(講師)
○全国社会福祉協議会
・全国母子生活支援施設協議会研修会「発達障害の母子とその理解と対応」(分科会講師)
・ファミリーソーシャルワーク研修会「関わりが難しい親子を考える―障害の理解を中心に―」(分科会講師)
○西日本こども研修センターあかし
・児童相談所児童福祉司スーパーバイザー研修義務研修「関係機関との連携と在宅支援」(講師)
・市区町村子ども家庭支援指導者研修「子ども虐待対応―精神疾患を抱えた保護者の理解と対応」(講師)
○全国自治労社会福祉評議会集会
・児童館・学童保育部会「発達に凸凹のある子どもの理解と具体的支援」(講師・助言者)
○東海言語聴覚研究会
・東海ブロック三重大会研修会「分科会:つながりについて」(助言者)
◆静岡県内
○静岡県
・社会福祉研究会(静岡県主催)「研究発表分科会助言者」(講師)
・静岡県・静岡市・浜松市合同主催「児童福祉司新任研修および要保護児童対策地域協議会調整機関担当者研修」(講師)
・静岡県立磐田学園「定例心理カンファレンス」(講師および助言者)
・静岡県知的障害施設施設長会「脳が誤作動を起こすとき」(講師)
○静岡県警(静岡署)サポーター研修「今どきの若者文化と家族関係」(講師)
○静岡県静岡市
・福祉部主催主任児童委員研修「今どきの若者文化と家族関係」(講師)
○静岡県浜松市
・浜松児童相談所主催里親研修「発達に凸凹のある子どもの理解と対応」(講師および助言者)
・浜松市子育て支援課主催「児童虐待担当者研修」(講師)
・同上「養育支援訪問者研修」(事例検討会助言者)
○静岡県磐田市
・子育て支援担当課主催「途切れない支援体制研修」(講師)
・幼稚園保育園課主催保育職員研修「発達障害の理解と対応」(講師)
○静岡県牧之原市
・子ども子育て課主催要保護児童対策地域協議会代表者会議研修「要保護児童対策地域協議会と児童虐待」(講師)
・同上「児童虐待とその心理的影響」(講師)
○静岡県富士宮市
・地域自立支援協議会(障がい療育支援課主催)講師
◆三重県および各地
○三重県教育委員会
・特別支援学校協議会「分科会:自閉症の支援」(助言者)
・総合教育センター主催「小中高・特別支援・幼稚園および養護教諭全体初任者研修:子どもの発達段階と家族関係」(講師)
・同上「公私立合同初任者研修:支援を要する子どもたちへの理解と対応」(講師)
○東京都自治労本部社会福祉協議会集会
・児童館・学童部門「発達に凸凹のある親子への支援」(講師・助言者)
○東京都社会福祉事業団
・児童虐待防止研修会「要保護児童対策地域協議会と児童虐待」(講師)
○大阪府情短施設・児童養護施設合同研修会
・発達支援研修会「感覚統合訓練と子ども理解」(講師)
○大阪市母子生活支援施設協議会
・専門研修「発達障害の子どもと保護者の理解」(講師)
○石川県
「児童相談所・市町要対協議員研修」(講師)
○岐阜県
・岐阜県家庭相談員研修会「今どきの若者文化と家族関係」(講師
○福井県
・若狭保健所管内保健福祉関係者研修「とぎれない支援体制」(講師)
○和歌山県
・和歌山県要対協市町村職員研修「児童虐待と要対協」(講師)
○宮崎県
・要保護児童対策地域協議会代表者会議(アドバイザー)および研修会(講師)
○福井県高浜町要保護児童対策地域協議会代表者会議および実務者会議
・代表者会議助言者および保幼小中巡回カンファレンス(定例講師)
○高知県土佐清水市および黒潮町
・要保護児童対策地域協議会研修会(講師)
○愛知県
・豊橋市免許更新講習「教育相談とカウンセリング」(講師)
・県内母子保健担当者研修会「事例あるある」(講師)
・母子生活支援施設三宝厚生館ケースカンファレンス(講師)
・田原師要保護児童対策地域協議会(事例検討会スーパーバイザー)
専門分野
嗜癖行動学・小児神経心理学(高次脳機能障害学)・臨床心理学的地域援助
研究課題
①支援の必要な子どもたちへの具体的な関わり方(個別支援・指導計画の作成含)
・発達にアンバランスのある子どもへの、診断や病名によらない(神経心理学的な)見立て方と対応のあり方
・DV(配偶者等暴力)の被害母子や被虐待児童をはじめとするトラウマ体験を経た子どもへの理解と対応
②要保護児童対策地域協議会(虐待防止ネットワーク)の市町村でのあり方
③発達障害児の早期発見・フォロー体制作り(母子保健~園~義務教育~就労までのとぎれない支援)
所属学会
日本嗜癖行動学会
日本神経心理学会
日本高次脳機能障害学会
日本家族と子どもセラピスト学会
全国児童相談問題研究会
主な研究実績
以下の通りです【著書等】
・『月刊地域保健2008・11』分担執筆:“―発達障害up to date-亀山市の取り組み”:東京法規出版2008
・『月刊児童心理―過食と万引きをくりかえす子どもの対応―』リレー執筆:金子書房2008
・吉川悟編『システム論からみた援助組織の協働』分担執筆:“市町村におけるこれからの子ども相談とは?”:金剛出版2009
・『子どもと福祉②:(特集)児童福祉法と虐待対応』分担執筆:“市町村における児童家庭相談の実態と今後の課題”:明石書店2009
・井村・相澤編著「現代の障がい児保育」分担執筆:“小学校等との連携(第11章)”:学文社2016
・「子ども支援と心理臨床⑪:(特集)気になる子の見立てと関わり」鼎談執筆:“子育て支援の地域実践モデル@三重県特別座談会”:福村出版2016
・増南・山本編著「よくわかる障害児保育」分担執筆:“障害のある子どもへの保育の実態・保育所(第11章)”大学図書出版2017
・同掲著分担執筆:“障害のある子どもの保育の現状と課題(第15章)”大学図書出版2017
・医療福祉相談研究会編「医療福祉相談ガイド追録96号」分担執筆:“いじめが原因で不登校になった児童生徒への援助の仕方は(第4章第2部)”中央法規2019
・太田敬子編「基礎から学ぶ子育て支援の実際」分担執筆“DV(DomesticViolence:配偶者等暴力)事例を通して学ぶ~要保護児童等の家庭への支援について~(第14講)”大学図書出版2020
【論文等】
・『入院被虐待児の心理療法―『治療的侵襲』の観点からー』共同発表
・『幼児健康診査(1歳6月・3歳)のあり方の再検討についてー発達障害児支援および児童虐待早期予防の観点からー』共同発表
上記2編:日本嗜癖行動学会誌「アディクションと家族23巻」:ヘルスワーク協会2005
・「震災の間接支援:支援する人を支援すること:に関する考察―亀山市消防士への支援の取り組みから―」 日本嗜癖行動学会誌「アディクションと家族28巻」:ヘルスワーク協会2012
・「市町村における「発達障がい児の早期発見・早期フォロー体制」の重要性と、その効果について―三重県亀山市の取り組みから―」浜松学院大学短期大学部研究論集2016
・「「境界例」概念の史的変遷からの考察・その①―果たして、今日的「ボーダーライン」に「境界」の表現は適切なのか?―」浜松学院大学短期大学部研究論集2017
・「「境界例」概念の史的変遷からの考察・その②―今、「境界性パーソナリティ障害の多く」はどこに行ったのか?―」浜松学院大学短期大学部研究論集2018
・「「大人の発達障害」の理解と、子育て支援・児童虐待防止のポイント―発達障害は急に大人になってから現れたものではありません―」子どもの虹(日本虐待・思春期問題)情報研修センター2018
・「人口減少・少子高齢化の顕著な地域における子ども・家庭支援体制のあり方について―「三重県紀南地域」発達支援シンポジウムから見えてくること―」浜松学院大学短期大学部研究論集2019
・「児童虐待(Child Abuse and Neglect)における陽性症状と陰性症状ー神経心理学からみたトラウマ症状についてー」浜松学院大学短期大学部研究論集2021
【書評】
・「橘玲著『言ってはいけない 残酷過ぎる真実』新潮新書」浜松学院大学短期大学部研究論集2018
・「齋藤学著『「家族神話」があなたをしばる 元気になるための家族療法』NHK出版生活人新書」浜松学院大学短期大学部研究論集2019