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2021.12.18
2学期終業式を行いました
本日、2学期終業式を行いました。
2学期終業式では、校長先生から「自分本位の『Iの視点』ではなく、自分以外の誰かの幸せを願い行動できる『YUOの視点』を持ち続けていく」ことをテーマにお話しがありました。
以下に校長先生のお話の一部を紹介したいと思います。
日本の自動車会社、トヨタの豊田章男社長は、新型コロナによる様々な経験を通して、ご自身が以前から抱いていた単に自動車の生産台数や販売台数を伸ばすだけではなく、これからは、人々を幸せにする車を作ることがトヨタという企業の一番の使命であるとの考えをより確かなものにするようになったそうです。そして、「人々を幸せにする車を作る」ためには、会社が組織として、また社員一人ひとりが、自分本位の「Iの視点」ではなく、自分以外の誰かの幸せを願い行動できる「YOUの視点」を持ち続けていくことが大切だとしています。また、このことは、緊急事態宣言下で、自分以外の誰かの役に立とうと、主体的、積極的に行動する社員の姿として現実的なものになったと述べています。更には、この「幸せの量産」を続けていけば、いつの時代でも、世間から必要とされる会社でいられるはずです、とも言っています。
これからは、“自分本位の「Iの視点」ではなく、自分以外の誰かの幸せを願い行動できる「YOUの視点」を持ち続けていくことが大切”です。この豊田社長の言葉を、会社と学校という組織の違いはあるにせよ、今回のコロナ感染から得た教訓として、生徒の皆さんと一緒になって、大切に受けとめたいと思います。
豊田社長のコロナ禍における教訓に続き、各学年の生徒の皆さんに向けてメッセージを頂きました。
3年生の皆さんは、この2学期、高校生活の最大の目標である進路実現を目指して学校生活を送ってきました。既に多くの人が進路も決定し、卒業後の準備に入っていることと思います。ただし、進路が決まったからといってもゴールではありません。向上心を持ち続けることが大切です。就職にしても進学にしてもここから卒業までの期間の過ごし方が、来年4月からの新たな旅立ちを大きく左右することを肝に銘じておいてください。また、これから受験という人は、それぞれ、人生の関門に立ち向かうため追い込みに入っていることでしょう。体調を整えながら、価値ある悔いのない冬休みを過ごしてください。
2年生の皆さんは、3 年生から部活動、生徒会活動などを引き継ぎ、学校の中心となって頑張ってくれています。11月の体育大会や昨日、一昨日の球技大会の準備や運営では、生徒会を中心に見事な活躍してくれました。一方で、高校生活の丁度中間点に達したところで、気のゆるみや中たるみといったものが出てきている人も少なからずいるようです。特にその現れが学習成績の不振に繋がっている人は、この冬休み期間、先生方の指導にしっかり従って学習の遅れを取り戻すとともに、今一度、学習に向かう姿勢をきちんと整えてください。
1 年生の皆さんは、この2学期、普段の学習や部活動に加え、多くの学校行事を経験することで、本校での生活にも慣れ、自分の居場所を見つけつつあることでしょう。また「系」の授業では、コース別により専門性を深めたり、次年度への準備を進めたりしていることと思います。今後も、自分自身の目標を確かなものとしながら、その実現に向けて努力をしてください。
生徒の皆さんは、校長先生のメッセージを受け止め来学期に生かしていただきたいと思います。
明日から2022年1月6日まで冬休みに入ります。有意義な時間を過ごしてください。